君の名は。

 

社会現象になる程の大ヒット作となった映画『君の名は。』を観て来ました。

私は、アニメを映画館で観る事はあまり無いのですが、これほど騒がれると観に行かない訳にも行きません。
凄い感動する!という前評判も聞いていたので、当日はハンカチを持参してしまいました(笑)

映像の臨場感が凄い!という印象でした。
私の人生の大半は田舎暮らしなので本物の自然を見慣れているせいか、自然を描いた場面での感動はそれ程でもありませんでしたが、都会の臨場感が印象的に感じました。

ただ、残念ながら、ハンカチを使うチャンスは1度も訪れる事はありませんでした。
泣く気満々に期待を膨らませ過ぎて臨んだのがいけなかったのでしょうか?
それとも、心も体も、すっかりオジサンになり汚れてしまった私の感性で、高校生の恋愛ストーリーに共感し涙するというのは、そもそも無理があるのでしょうか?


それにしても、ネーミングライターの私としては『君の名は。』のおしりの句点『。』が気になります。



君の名は?



君の名は、



君の名は。



比べてみると、やっぱり最後が1番かっこいい!です。

映画『君の名は。』新海誠監督インタビュー_アニメイトタイムズによると...
『君の名は。』の句点の理由は、昭和の名作『君の名は』と被るのを避けるためだそうです。


へえ、以外と句点それ自体に深い意味があるわけでは無かったようです。

その監督インタビュー記事で、映画のタイトルについて

『どこかで聞いた名前だな、と思えるくらいの方がいいんだよ』

『斬新さは却って邪魔になる』

みたいな話が出てくるのですが、その感覚は分る気がします。
聞き覚えのある名前には、何となく親近感や興味が湧くと思うので。
私達もネーミングのアイデアを考える際に、オリジナリティーや新鮮さを強調したいがために、そういう感覚を忘れがちになってしまう場合がるので、気をつけねば!と思いました。



2016年11月6日(日) dot